ぬうぱんの備忘録

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From The Depths : DWGの航空戦力をどうにかする方法

この記事は

 From The Depthsのキャンペーンモード冒頭でDWGから送られてくるプレイヤー抹殺戦隊をどうやって返り討ちにするかの方法を論じるものです。

何が難しいのか

 スタート時点ではプレイヤーはリソースゾーンを一つしか持っていないし手持ちの資源もほとんどない。つまり、強力なvehicleをスタート時点で建造することはできないし、資源の採掘を待とうにも時間がかかりすぎて待っている間に抹殺戦隊がやってきてしまう。一方でDWGはどう考えても資源を数万オーダーで使うような強力な戦力をポンポン送り込んでくるくらいには資源に余裕が有る。つまり、プレイヤーは資源量的に圧倒的に不利なのである。
 要するに、低コストで圧倒的格上の抹殺戦隊を迎撃しなくてはならないのだが、これがなかなか難しいという話である。

迎撃の基本方針は要塞とアウトレンジ攻撃

 抹殺戦隊の侵攻ルートはほぼ固定なので、侵攻ルート上に迎撃用の要塞を作って迎撃するのが効率的である。
要塞(FortressでなくStructure)を使用する理由は

  • バランスを考えなくていいので長さ数十メートルの強力なカスタムキャノンなんかを設置出来る
  • 山などの地形を盾にしてエンジンなどの重要区画を防御出来るため、防壁構築に使用する資源量を減らせる

といったところである。
強力なカスタムキャノンを設置できるというのは非常に重要で

  • 射程が非常に長いのでアウトレンジから一方的に攻撃できる
    • 大物を撃墜出来るだけの大火力も実現できる
    • AIの予測射撃も併用すればなかなかの命中率
    • つまりDWGの強力な航空戦艦を接近前に無力化できる
  • カスタムキャノンは比較的低コストで資源に乏しい序盤とマッチしている

と、メリット満載である。
もちろん、キャノンだけでは対応しきれないが、メインはキャノンによる防衛である。

視界の確保は偵察衛星で

 しかし、アウトレンジで攻撃するためには敵の接近を速い段階で知る必要がある。1kmまで接近されてから戦闘を開始したのではただの殴り合いになってしまう。ということで、偵察用に衛星を打ち上げてマップ上の視界を確保する。衛星についてはFrom The Depths : 人工衛星を作ってみる - ぬうぱんの備忘録を参照。十分な大きさのレーダーを上空1.8kmまで打ち上げればアウトレンジ攻撃には十分な視界を確保できる。

スタート時に与えられているFortressの扱い

 以下の物を取り払って資源にしましょう

  • エンジンを囲っている合金ブロック → どうせ襲われたらひとたまりもない
  • レーダー → マップの「目」の役割は偵察衛星にまかせる
  • キャノン → あんな豆鉄砲役に立たないし巨大化しても近くの山が邪魔になって役に立たない
  • 弾薬を囲っている鉄ブロック → そもそも武装する必要ありませんしね?

 非武装にして資源採掘専用にしてしまいましょう。

対大物用カスタムキャノンの設計

 さて、大物撃墜用のカスタムキャノンだが、設計の要件は以下の通り。

  • 砲身の長さは合計で40mもあれば十分
  • 「Gauge Increase」は十個単位で大量につける
  • 発射される弾丸は毎回紫色(徹甲+爆発)になるようにする
  • 発射レートはそれほど高くなくても良い
  • AIには攻撃補助チップとトラッカーを忘れずに装備
  • AIターゲット優先度は大物や強力な武装を優先で
  • キャノン自体は石ブロックや鉄ブロックで装甲し、そのうえでShield Projectorでも装甲する

とにかく大物を撃墜することを考える。
「Gauge Increase」により弾速は低下するが、意外と問題にならない。それよりも命中時に確実に致命傷を与えることのほうが大事。
対大物用だが、小型船舶相手でも効果を発揮する。

長距離ミサイルの設計

 カスタムキャノンは「散布界に敵を捉えて当たるまで打ち続ける」が考え方である程度接近しないと安定して命中しないし、ターゲットがバランスを崩して軌道が変わると命中しなくなったりで命中に若干難がある。そこで、射程距離の長いミサイルで火力を補助する。設計の要件は

  • 地形の背面に隠して垂直発射
  • 誘導はレーザーかIR+Camera+OneTurn
  • スラスターは2つ(着火タイミングは20秒差)
  • 燃料タンクは8個
  • フィンは3つあると安心
  • 爆薬は積みたいだけ積む(最低でも4つくらいは積んでおきたい)
  • 予測誘導付けてもいいかも
  • AIのターゲット優先度は小サイズ、高速、高高度

要するに40秒は加速できるミサイルを垂直発射しろということである。
ちなみに連装数を増やしすぎるとすさまじい勢いで弾薬を消費していくので3連装くらいにしておくと良い。

短距離対空ミサイルの設計

 キャノンとミサイルだけで大物や水上艦は対処できるのだが、小型飛行機の数の暴力で押されると押し切られてしまう。実際、DWGの飛行空母に襲われると艦載機の群れに要塞を蹂躙されてしまう(実体験)。ということで、小型飛行機を効率的に撃墜できる小型ミサイルを設計する。

  • ミサイルは360[deg]タレットに取り付けてターゲットに向けて飛ばすようにする
  • 「Ejector Add On」は4つ取り付けて初速を稼ぐ
  • 「Proximity Fuse」と「Fragmentation Warhead」の組み合わせで命中率を優先
  • 近距離の防空が目的なのでスラスターはひとつで燃料タンクは4つ
  • フィンは4つあると安心
  • 誘導はなんでもいいけど、欺瞞対策は合ったほうがよい

とにかく命中率重視で無効化することを考える。
命中率上昇の上で重要なのは

  • ターゲットに向けて予測付きで高速射出する(無誘導でも当てるくらいの気持ちで)
  • フィンの数を増やす

のあたり。
命中まで時間がかかってもいいのなら長射程+レーザー誘導という手もあるが、目的は近接防空ですしね?

ミサイル防衛レーザーの設計

 ここまでやれば大体はなんとかなるのだが、万が一ミサイルの射程内に入ってしまうとミサイルで防衛網を簡単に破壊されてしまう。
ということでミサイル対策を施す。で、ミサイル対策といえばレーザーミサイルディフェンス(LMD)なので、LMDを設計する。

  • wikiのレーザー威力表を見て威力15くらいは出るように設計する
  • AP値は5くらいあればとりあえずは安心っぽい
  • AIの「Laser Warner」は全天球をカバーするように配置すると良い
  • 「Laser Missile Defence」は全天球をカバーするように配置するべきで、同じ方向に2つ以上配置してもエネルギーを消費するだけでメリットは無い

これらの項目を守ればとりあえずミサイルの被害はそんなにでないはず。
これで万が一爆撃機に上空を取られても大丈夫?

レーザーによる迎撃

 更に万全を期すなら超長距離用のレーザー砲台を用意すると良い。レーザーは遠距離でのダメージ効率こそあまり良くないものの、コンスタントにダメージを与えられるため、敵の装甲を地道に削ったり、あるいはキャノンやミサイルでは捕捉できない高速な敵を確実に仕留めるのに有用である。

その他

  • 海底にシールドで防御を固めた基地を配置しておくと、敵ユニットはそちらに攻撃を集中してくれる。海中ではカスタムキャノンは届かないし、届いたとしても減衰しきっていて簡単にシールドで弾くことが出来る。
  • 要塞は可能なら2つ以上に分割して「Reapir Tentacle」でお互いに修復しあうと効率が良い。万が一攻撃をもらった際の安全性も高まる。