ぬうぱんの備忘録

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Ubuntuで無理やりwintpicで図を書いてepsにする方法

この記事は

模式図とかの中にLaTeXのキレーな数式埋めたいなーでも上手いやりかたないなーとか思ってた人が見つけた答えの一つです。もっと上手いやりかたがありそうな気もする。

Ubuntuで無理やりwintpicを動かす

wintpicはwindows用アプリケーションなので当然そのままではLinux上では動かせません。
が、wineを使うとwindowsアプリケーションでも動かせないことも無いみたいです。
apt-getでwine入れてwineの引数にwintpicの実行ファイル与えれば起動します。
すっごい楽ちん。

図を作って保存

wintpicで作った図は.tex形式で保存します。
中身を見るとちゃんとLaTeXソースになってます。

そのままLaTeX文章に組み込む

図は.tex形式なので``\input{}''で図の.texファイルを取り込むことでそのまま図を取り込むことが出来ます。
すっごい便利ですが、サイズとかの融通が効きづらいのは不便です。

一度epsに変換してからLaTeX文章に組み込む

というわけで、一度epsに変換してから変換しようというわけなんですが、wine経由で動かしてる関係上wintpicのメニューから直接epsに変換出来ないみたい(要調査)なので、手動で変換します。
手順としては

    • 図のtexソースに手を加える
    • eps化
    • epsのアウトラインを取る

の手順です

図のtexソースに手を加える

以下のコードをtexソースの先頭に追加

\documentclass[12pt]{jarticle}
\begin{document}
\thispagestyle{empty}

wintpicでTeXコマンド(数式関連とか)を使っている場合は必要なパッケージを``\usepackage{}''で指定しておく必要有り。
以下のコードをtexソースの末尾に追加

\end{document}

これでOK
要するに、単体でコンパイルできるようにtexソースに必要なコマンドを追加しているだけ。
ちなみに、手を加えた状態のtexをそのままwintpicに食べさせることもできる。

eps化とアウトライン

以下のコマンド

platex hoge.tex
dvips -E -Ppdf hoge.dvi -o hoge_pre.eps
eps2eps hoge._pre.pes hoge.eps

``tex > dvi > eps > eps''の順番で変換。

感想

いやー、めんどいっす。