ぬうぱんの備忘録

技術系のメモとかいろいろ

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gitからソースを持ってきてboostのビルド

何があった

 Ubuntudebianでパッケージとして用意されているboostのバージョンが微妙に違うのでgitから持ってきてビルドしてしまおうと思ったので、ビルドしてインストールまでのメモ。

gitから入手

 作業用ディレクトリに移動して次のコマンド

git clone git://gitorious.org/boost/svn.git boost

 このリポジトリは更新が止まっているという情報をコメントで頂きました。2012/11/15現在では(https://github.com/ryppl/boost-svn)からリポジトリをもらってくると最新版が手に入るようです。
ということでコマンドは

git clone git://github.com/ryppl/boost-svn.git

 持ってくるリポジトリが変わっただけでこのあとの操作は変わりありません。

ブートストラップとビルド

 落としてきたリポジトリのディレクトリに入って次のコマンド

$./bootsrap.sh
$./b2 install -j3 --prefix=/opt/local/boost

 -j2はスレッド数なのでCPUに応じて変更。物理コア数+1が無難らしい。
 --prefixはインストール先だが、"$HOME/boost"にする手も。
 ちなみにコア数の確認は

$cat /proc/cpuinfo | grep processor

パスの設定とか

 -Iと-Lはmakefileに直接書くとして、共有ライブラリパスだけを追加。
~/.profileにLD_LIBRARY_PATHを追加すると無視される(http://gm3d.blog.fc2.com/blog-entry-21.html)ので、/etc/ld.so.confに共有ライブラリパス追加してOK。

patchlevel.hが無いって言われたら

 その場合はapt-getでpython-devを入手。