ぬうぱんの備忘録

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ASIO環境でwinamp

はじめに

 winampでASIOドライバ使って再生しましょうっていうお話。
 ASIO4ALLつかって本来ASIO非対応のサウンドカードを・・・とかっていう話ではなく、ASIO対応のオーディオインターフェースをASIOドライバで使おうっていう話です。
 主にwindowsマシンでDTMしてる人に向けた記事ってことになるんでしょうか。DAWの音とwinampの音がなんか違う! って人はお試しあれ。

やること

 winamp用のASIO出力プラグインwinamp用のmpegデコーダを入れる。ASIOとデコーダなんか関係あんの? とか思うかもしれないですけど、詳しくは後述。

試した環境とか

windows7
winamp 5.623
・KOMPLETE AUDIO 6(ASIO対応でUSB接続のオーディオインタフェース)
・in_!mpg123_118ot112.1
・out_asio(dll)_067

ファイルを手に入れて配置する

 otachanのMIDI/Audioソフト(http://otachan.com/)から

・out_asio(dll).dll(dll version)
・in!mpg123.dll

の二つを入手。どちらも最新バージョンで問題ないでしょう。
どっちも"bin\SSE2\"の中にDLLファイルは入ってるのでwinampプラグインフォルダ(デフォだと"C:\Program Files\Winamp\Plugins"とかですかね)にコピー。

ASIOプラグインの設定を変更

 winampの設定を開いて"プラグイン - 出力"を選択。リストボックスの中にASIO output(dll version)があると思うのでそれを選択。
 "設定(C)"ボタンをクリックしていろいろ設定。

・"デバイス"で出力先を設定。コンボボックス内にオーディオインターフェースの名前が出てくると思うのでそれを選択。
・"バッファサイズ"を最大の63に設定。聞くだけなら低レイテンシーは求めないと思うので安定性重視で。
・"1チャンネルのデータを2チャンネルに変換する"にチェックを入れる。モノラルのファイルを開いた時にLR両方から音が聞こえるようになります。

 その他はデフォルトでOK

 とりあえずここまでやればwavとかは再生出来ますが、mp3を再生しようとすると再生出来ないことがありました。僕の環境だけかもしれないですけど。ということでmpegデコーダを入れ替え。

mpegデコーダの設定を変更

 ASIOプラグインの時と同じ要領で"プラグイン - 入力"を選択。
 まずは"Nullsoft MPEGオーディオデコーダ"を選択。"設定"をクリックして拡張子リストを"AAC;VLB"に変更。
 次に"Shibatch mpeg123"を選択。基本デフォルトで大丈夫でしょうけど、次の二つを変更

・"出力フォーマット"を"24bits(int)"に変更
・"フルバッファリング"にチェックを入れる

 ちなみに、今回導入したmpegデコーダはデフォルトのmpegデコーダよりも音がいいらしいです。

これでおっけー

 ここまでやればとりあえずOKでしょうか。DAWと遜色ないイカした音が出てるかと思います。
 結果としては、44.1kHz16bitのCD音質の音源なんかをASIOとDirectSoundで聞き比べるとなんとなく違いが分かるかなーって感じです。そこそこの無難なオーディオ環境なら違いはわかりやすいかなとおもいます。